文字起こしでWordを使うことは非常に多いです。
案件の6,7割はWordで納品します。
なので、Wordで使える便利な機能を使いこなせると、仕事の効率がグーンと上がります。
今日は私が使っている便利だと思う機能をご紹介します。
検索と置換
まず「検索と置換」の探し方です。
検索
① 「ホーム」→「編集」の「検索」をクリックします。
② 左側に「ナビゲーション」が出てきます。
「文章の検索」の部分に、検索したい単語または文章を入力します。
③ もし「平仮名」という単語を検索したい場合は、「文章の検索」の部分に「平仮名」を入力します。
すると、該当部分が「結果」に出てきます。今回は該当部分は2カ所でした。
置換
① 「ホーム」→「編集」の「置換」をクリックします。
② 「検索と置換」のダイアログボックスが開きます。
「検索する文字」と「置換後の文字列」を入力します。
③ 例えば、「Word」という単語を全て「ワード」に置き換えたいとします。
「検索する文字」に「Word」を入力します。
「置換後の文字列」に「ワード」を入力します。
④ 該当箇所を1つずつ確認しながら置換したい場合は、「置換」をクリックします。
そうすると、1つ目の該当箇所が見つかります。
確認後、もう一度「置換」を押すと、「ワード」に変換されます。
⑤ 該当箇所を全て一括で置換したい場合は、「すべて置換」をクリックします。
「完了しました。2個の項目を置換しました。」という表示が出てくるので、「OK」をクリックすると、置換完了です。
⑥ 今回は2カ所「Word→ワード」に置換されました。
文字のゆれが「置換」を使うと数秒で修正完了
文字起こしで大切なのは、見直しです。
誤字脱字、文字のゆれをなくして間違いのない原稿に仕上げるためです。
クライアントによっては独自のマニュアルがあり、漢字・平仮名の表記指定があります。
その場合は、漢字・平仮名が指定の表記で記載されているか、チェックする必要があります。
文字のゆれチェックするときに役立つのが、「置換・検索」機能です。
「置換」で原稿の表記のゆれ確認と修正を簡単に行えます。
特に修正箇所が多い場合は、一括で置換できる「すべてを置換」の機能を使うと数秒で該当部分の修正が可能です。
編集記号の表示/非表示
「編集記号の表示/非表示」の切り替え方です。
「ホーム」→「段落」の一番右上の部分です。
画像のようにグレーになっていれば「編集記号の表示」がONになっています。
「編集記号の表示」がオンになっていると、段落記号など、非表示の書籍設定記号が表示されます。
改行と改段落
文字起こしでは「改行」と「改段落」が区別できていなくても、問題になることは少ないです。
ですが、もしインタビュー記事作成など、ライターのお仕事で原稿を作る場合は、「改行」と「改段落」の使い分けには気を付けましょう。
「改行」と「改段落」を正確に使い分けると、よりスムーズに正確な編集が可能です。
例えば「箇条書き」などのWordの機能を使用するときです。
「改行」か「改段落」では、箇条書きの仕上がりが違ってきます。
例えば、以下のような文章があって、Wordの「箇条書き」の機能を使うことにします。
箇条書きになりました。
箇条書きの1文目、(口癖も削除する)の部分を「改行」します。
1つ目の(口癖も削除する)の部分を「改段落」します。
すると、段落が変わるため、新たな箇条書きとしてカウントされました。
このように「改行」と「改段落」は、区別したほうが良いことが分かります。
ただ、「編集記号の表示」がOFFの場合は、「改行・改段落」の表示が見えないため、区別が難しいんです。
そのため「編集記号の表示」はオンにすることをオススメします。
音声読み上げ
① 音声の読み上げ機能は、「ファイル」をクリックします。
② 「その他」→「オプション」をクリックします。
③ 「Wordのオプション」ダイアログボックスが開きます。
「クイック アクセス ツール バー」をクリックします。
真ん中あたりに「音声読み上げ」の項目があるので、こちらを指定して「追加」をクリックします。
⑥ 原稿の右上に「再生・停止」などの機能があるので、必要であれば、こちらで操作します。
④ 右側の「クイック アクセス ツール バーのユーザー設定」のところに「音声読み上げ」が追加されています。
「OK」をクリックします。
⑤ 左上に「音声読み上げ」の項目が表示されます。
読み上げる文章を指定して「音声読み上げ」機能をクリックすると、指定部分のみ読み上げられます。
また、全文読み上げる場合は、文章の始めにカーソルを持ってきて「音声読み上げ」機能をクリックすると、初めから全文読み上げられます。
先ほども申し上げましたが、文字起こしで大切なのは、見直しです。
誤字脱字、文字のゆれをなくして間違いのない原稿に仕上げるためです。
以前は文字を起こし終わった後、自分で声に出して読んでいました。
目視で文字を追うと、間違いを見逃しやすいからです。
声に出して朗読すると、間違っている部分を発見しやすくなります。
ですが、もし180分など非常に長い音声であれば、原稿を声に出して朗読するのは非常に大変な作業になります。
なので、「音声読み上げ」機能を利用すると、文字起こしの見直しが楽にできます。
単語登録
こちらはWordとは関係ありませんが、Microsoftの「IMEオプション」で単語登録ができる便利な機能です。
① 画面右下の「あ」を右クリックします。
② 「単語の登録」をクリックします。
③ 「単語の登録」ダイアログボックスが開きます。
例えば、「YouTube」という単語をよく使うため、登録したいとします。
「単語」の部分に「YouTube」と入力します。
「よみ」の部分に「よう」など、簡単に入力できる文字を入力します。
「短縮読み」にチェックを入れて「登録」をクリックすると完了です。
「ユーザー辞書ツール」の部分から、登録済みの単語の削除や編集も可能です。
特に英語のスペルは、入力間違いをしやすい傾向があります。
また、単語によっては入力が難しい単語もあります。例えば「SDGs」などの単語です。
「単語登録」しておくと、入力のスピードがアップするのと、スペルの入力間違いを防ぐことができます。
使用したことがない方は、ぜひ試してみてください。オススメの便利機能です。
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