【Word】仕事がはかどる便利な機能(検索・置換・編集記号の表示・音声読み上げ・単語登録)

2022年12月11日日曜日

文字起こし

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文字起こしでWordを使うことは非常に多いです。

案件の6,7割はWordで納品します。

なので、Wordで使える便利な機能を使いこなせると、仕事の効率がグーンと上がります

今日は私が使っている便利だと思う機能をご紹介します。

検索と置換

まず「検索と置換」の探し方です。

検索

① 「ホーム」→「編集」の「検索」をクリックします。


② 左側に「ナビゲーション」が出てきます。

「文章の検索」の部分に、検索したい単語または文章を入力します。


③ もし「平仮名」という単語を検索したい場合は、「文章の検索」の部分に「平仮名」を入力します。

すると、該当部分が「結果」に出てきます。今回は該当部分は2カ所でした。

置換

① 「ホーム」→「編集」の「置換」をクリックします。


② 「検索と置換」のダイアログボックスが開きます。

「検索する文字」と「置換後の文字列」を入力します。


③ 例えば、「Word」という単語を全て「ワード」に置き換えたいとします。

「検索する文字」に「Word」を入力します。

「置換後の文字列」に「ワード」を入力します。


④ 該当箇所を1つずつ確認しながら置換したい場合は、「置換」をクリックします。

そうすると、1つ目の該当箇所が見つかります。

確認後、もう一度「置換」を押すと、「ワード」に変換されます。


⑤ 該当箇所を全て一括で置換したい場合は、「すべて置換」をクリックします。

「完了しました。2個の項目を置換しました。」という表示が出てくるので、「OK」をクリックすると、置換完了です。


⑥ 今回は2カ所「Word→ワード」に置換されました。

文字のゆれが「置換」を使うと数秒で修正完了

文字起こしで大切なのは、見直しです。

誤字脱字、文字のゆれをなくして間違いのない原稿に仕上げるためです。

クライアントによっては独自のマニュアルがあり、漢字・平仮名の表記指定があります。

その場合は、漢字・平仮名が指定の表記で記載されているか、チェックする必要があります。

文字のゆれチェックするときに役立つのが、「置換・検索」機能です。

「置換」で原稿の表記のゆれ確認と修正を簡単に行えます

特に修正箇所が多い場合は、一括で置換できる「すべてを置換」の機能を使うと数秒で該当部分の修正が可能です。

編集記号の表示/非表示

「編集記号の表示/非表示」の切り替え方です。

「ホーム」→「段落」の一番右上の部分です。

画像のようにグレーになっていれば「編集記号の表示」がONになっています。


「編集記号の表示」がオンになっていると、段落記号など、非表示の書籍設定記号が表示されます。

改行と改段落

改行・改段落とは

 改行とは、話のまとまり(段落)で行を変えること。
  (「Shift」+「Enter」をクリック)

 改段落とは、段落を変えること。
(「Enter」キーをクリック)

文字起こしでは「改行」と「改段落」が区別できていなくても、問題になることは少ないです。

ですが、もしインタビュー記事作成など、ライターのお仕事で原稿を作る場合は、「改行」と「改段落」の使い分けには気を付けましょう。

「改行」と「改段落」を正確に使い分けると、よりスムーズに正確な編集が可能です。

例えば「箇条書き」などのWordの機能を使用するときです。

「改行」か「改段落」では、箇条書きの仕上がりが違ってきます。

例えば、以下のような文章があって、Wordの「箇条書き」の機能を使うことにします。


箇条書きになりました。

箇条書きの1文目、(口癖も削除する)の部分を「改行」します。


改行すると、段落は変わらずに行だけ変わっています


1つ目の(口癖も削除する)の部分を「改段落」します。

すると、段落が変わるため、新たな箇条書きとしてカウントされました。


このように「改行」と「改段落」は、区別したほうが良いことが分かります。

ただ、「編集記号の表示」がOFFの場合は、「改行・改段落」の表示が見えないため、区別が難しいんです。

そのため「編集記号の表示」はオンにすることをオススメします。

音声読み上げ

① 音声の読み上げ機能は、「ファイル」をクリックします。


② 「その他」→「オプション」をクリックします。


③ 「Wordのオプション」ダイアログボックスが開きます。

「クイック アクセス ツール バー」をクリックします。

真ん中あたりに「音声読み上げ」の項目があるので、こちらを指定して「追加」をクリックします。


④ 右側の「クイック アクセス ツール バーのユーザー設定」のところに「音声読み上げ」が追加されています。

「OK」をクリックします。


⑤ 左上に「音声読み上げ」の項目が表示されます。

読み上げる文章を指定して「音声読み上げ」機能をクリックすると、指定部分のみ読み上げられます。

また、全文読み上げる場合は、文章の始めにカーソルを持ってきて「音声読み上げ」機能をクリックすると、初めから全文読み上げられます。


⑥ 原稿の右上に「再生・停止」などの機能があるので、必要であれば、こちらで操作します。


先ほども申し上げましたが、文字起こしで大切なのは、見直しです。

誤字脱字、文字のゆれをなくして間違いのない原稿に仕上げるためです。

以前は文字を起こし終わった後、自分で声に出して読んでいました。

目視で文字を追うと、間違いを見逃しやすいからです。

声に出して朗読すると、間違っている部分を発見しやすくなります。

ですが、もし180分など非常に長い音声であれば、原稿を声に出して朗読するのは非常に大変な作業になります。

なので、「音声読み上げ」機能を利用すると、文字起こしの見直しが楽にできます。

単語登録

こちらはWordとは関係ありませんが、Microsoftの「IMEオプション」で単語登録ができる便利な機能です。

① 画面右下の「あ」を右クリックします。


② 「単語の登録」をクリックします。


③ 「単語の登録」ダイアログボックスが開きます。

例えば、「YouTube」という単語をよく使うため、登録したいとします。

「単語」の部分に「YouTube」と入力します。

「よみ」の部分に「よう」など、簡単に入力できる文字を入力します。

「短縮読み」にチェックを入れて「登録」をクリックすると完了です。


「ユーザー辞書ツール」の部分から、登録済みの単語の削除や編集も可能です。

特に英語のスペルは、入力間違いをしやすい傾向があります。

また、単語によっては入力が難しい単語もあります。例えば「SDGs」などの単語です。

「単語登録」しておくと、入力のスピードがアップするのと、スペルの入力間違いを防ぐことができます。

使用したことがない方は、ぜひ試してみてください。オススメの便利機能です。

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