「ほう」それとも「方」、どっちの表記が正しいの?
例えば、こういう文章があります。
・チャットの「ほう・方」に記載してもらえますか。
・マイナスの言葉は繰り返さない「ほう・方」がいいですね。
・近い病院の「ほう・方」が便利です。
・これは小さい「ほう・方」が持ち運びしやすい。
平仮名で書いたらいいのか、漢字で書いたらいいのか・・・
迷いますよね。
『記者ハンドブック』では?
『記者ハンドブック』には、こうあります。
ほう 方 その方がいい
漢字の「方」を使っています。
『日本マスコミ表記辞典』では?
『日本マスコミ表記辞典』では、こうあります。
ほう 方 「そのほうがいい」「あちらのほうには」
平仮名の「ほう」を使っています。
また『日本マスコミ表記辞典』では、「かた」と読む場合、漢字の「方」を使います。
「ほう」と「方」、どっちが分かりやすい?
「ほう」を漢字の「方」で記載した場合、「かた」と「ほう」の2種類の読み方で読めてしまいます。
「一瞬、どっちかな?」と迷ってしまうんですね。
例えば、先ほどの例です。すべて漢字の「方」で書いてみます。
・チャットの方に記載してもらえますか。
・マイナスの言葉は繰り返さない方がいいですね。
・近い病院の方が便利です。
・これは小さい方が持ち運びしやすい。
いかがでしょうか。
特に最後の「小さい方が持ち運びしやすい」だと、「小さいかた」なのか「小さいほう」なのか、分かりにくいですよね。意味の違う2種類の読み方ができます。
どっちが正しいの?
どちらも正しいです。なので、私は必要によって使い分けています。
「方」を使用する
・反訳会社からの依頼(記者ハンドブックにそって記載する指示があるため)・会議議事録などの文書作成
「ほう」を使用する
・インタビュー音声やYoutubeの文字起こし
・ライティング記事を作成するとき
個人的には、平仮名の「ほう」を使用するほうが読みやすいと感じます。
なので、インタビュー記事やYoutubeでは、読みやすさを重視して平仮名の「ほう」を使用しています。
こちらの記事が参考になったらうれしいです。
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